周りは、シートで目隠しされており、中の様子を見れるところは限られています。
推定樹齢1000年。西暦1220年頃、源頼家の子・公暁が、この銀杏の木の後ろに隠れて身を潜め、叔父の源実朝が大階段を下りてきたときに、実朝の首をはねたといわれている、歴史的にも有名な木です。その後公暁は、実朝の首を持ち帰り、北条家に差し出しました。それを見た北条家は、「公暁はキチガイだ。」とされ、公暁も打ち首にされ、頼朝直系の子孫は根絶やしとなりました。
ご神木をチェーンソーで切断するのは、風情もクソもありません。が、あれだけのサイズなら仕方がないでしょう。
木を切る造園業者も、倒れたご神木の上に乗って、チェーンソーで切るわけですから、一生悩まされるかもしれません。仕事とはいえつらいでしょう。私なら断ります。
一番下の写真。面白い現象が起きていました。ピンク色のテープは、立入禁止制限の印なのですが、一番の撮影ポイントがその先にあるようです。定員1名。その撮影ポイントに行きたい人が、列をなして並んでいます。ざっと30名ぐらいでしょうか。そこにたどり着くには20分ぐらいかかるでしょう。
日本人の「きっちり並ぶ」という暗黙の了解が垣間見えました。諸外国ではこうならないでしょう。
手を合わせている人も多数いました。私も手を合わさざるを得ないような感情になってしまいました。
根っこから倒れたとの事で、この先はしばらく寝かせておき、切り口から新芽が出るのを待つのと、小枝を植えて子孫を増やすそうです。
1000年のタイミングで、たまたま鎌倉に住んでたので、大銀杏の大往生の姿を見届けることが出来てよかったような気がします。
合唱
3 件のコメント:
会社休んで銀杏の伐採観察?
ええねぇ。
昨日の土曜は出勤。今日は久々にサイクリング。40km。二週間ぶりでしたが菜の花が咲き出してました。確実に春到来。
花見やな~。桜鯛うまいよな~。コハダの酢締めもええで^^)
松本さんも、車と女の話以外も出来るようになったんですね!(めっちゃ失礼やないかーい)。
家の奥さんも銀杏がぶっ倒れたニュースが気になってて、松本さんのレポート非常に興味深かったそうです。
お酒飲みながら直接話し聞いたらめっちゃ面白ろかったやろうな~。同じことを3回くらい言うんやろなぁ~って言ってます。
昨日は江戸川走りました。遅い時間だったので会えませんでしたね。
菜の花が綺麗な季節になりました。
sawadaです
えらい詳しいですねーMatumotoさん。
十数年前に台風の被害を受けた、出雲大社の大木が倒れたのは、たまたま直後に出張に行ったので、見に行ったことがあります。まさに「根こそぎ」でした。
私は神道ではないのですが・・・あまり気持ちの良いものではないですね。
自然の猛威の前ではなすがままって言う事を痛感しました。
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